体験談というよりは、現在進行形です。
あちこちで書いている通り、体の回復の8,9割が「栄養補強」などのお陰で、残りの1,2割がここで紹介する鍼灸です。(あくまで目に見えての効果では。他に試している上部頚椎調整や、エゴスキューだって潜在的に効果が出ているかもしれません。)
ただそうは書いていますが、鍼灸がそれくらいの効果しかないと言うつもりではありません。
元気な時の体調にプラスアルファした分があります。それをとても重宝しています。
本ブログで紹介する「栄養補強」などや「上部頚椎調整」は、人が本来持つ「自己修復」機能や「自己免疫」機能が「まとも」に働くようにすることを目的とします。
本当なら、これで良くなるのが最も理想的です。人本来の持つ生命活動そのものですから。
しかしながら。我々の殆どは、大なり小なり人としての生命が理想とする形から離れた生活をしがちです。特に日本は。
例えば、夜22時までに寝ている人は少ないでしょうし、それでいて睡眠時間は短かったりします。(←日本人は世界的にも短いらしいです。) 加えて食生活、運動など考えれば枚挙にいとまがないでしょう。
(鍼灸の働き) 鍼灸は、そういった生活環境のために、(自律)神経系が本来の姿になかなか戻れないのを助ける働きをします。(
あくまで助ける働きであって、鍼灸を受けていればそういう生活でも大丈夫と言うわけじゃありません。)
あるいは先に書いた
「自己修復」機能を、積極的に本来ある形へ導く役割をしてくれます。自律神経に直接働きかける事によって。
自律神経に関して東洋医学で言う本来ある形とは、交感神経と副交感神経とがつりあいの取れた状態のことです。
まず交感神経優位(=緊張)ばかりが続くと体が回復できませんから体に毒です。加えて、西洋医学では副交感神経優位の時が多いほど(リラックスするほど)良いと言われていますが、東洋医学ではそればかりが続くと体が悪くなると考えます。例えばアトピーなどの免疫過剰疾患を引き起こすと言われています(
コラム「リラックスばかりも体に良くない」をご参照下さい)。私個人の体験、感触から言うと、うつ(状態)も同様の部分があるかもしれません。それまでのきつい状態に比べれば、ゆっくり休めていると本当に嬉しいのですが、それがあまりにも長期にわたり始めると段々と鬱々とした気分が潜在的に根付くようになり、そこから抜け出せにくくなる気がします。
鍼の働きは自律神経を正す事です。そうすることで、自律神経疾患、あるいは内臓疾患や筋肉などの慢性疾患の治療(自己治癒)を促すものだという事を再度ご承知下さい。よってあくまで乱れた生活(特に睡眠、食事)を送り続けようとする方には効果がありません。
(私の効果) 私の経験では「栄養補強」でかなり戻ったんですが、後もう少しの「狂い(感覚?)」がなかなか正せない。その最終調整に鍼灸はじわじわ効いて強力でした。
そして最近は、体だけでなく気持ちの面でも落ち着いてきました。今まで精神的な動きに対し、神経が「過敏」に反応していたんだと思います。まさに、神経質という言葉の通り。
先生はこんなことを言いました。「西洋医学だと(自立)神経は変わらないものという見方をするけど、東洋医学では『強く』できるからね。」
以下、私が通っている鍼灸院での詳細を記載します。ちなみに先生は中国系の方で、その流れで東洋医学の道に入られた方です。
※ 本当はこの鍼灸院も紹介したいんですが、結構混んでてどうにもいかない。先生や他の患者さんに迷惑がかかり得るため、控えさせて下さい。(費用など) 先に費用を書きますと、一回の診療で3000円です。(初診は6000円のはずです。←覚えてません。このとき問診用紙に記入などして、何を積極的に治したいかを相談します。簡単ですけど。)
最初に一度保険証の提示しましたが、健康保険は効いているのかどうかよく分かりません。。。労災や交通事故自賠責にも対応しているようです。
治療は、一回一時間弱かけてします。
また症状の大きさなどに応じて、週一回か二回の来院を言われます。人によってはもっと頻度が多い人もいるようです
ただこちらの都合で相当融通は利きます。先生は無理に来いとは言いません。ご自分の治療方針は告げられますが、それを受け取るのも拒否するのもその人次第と考えられているようです。
(治療内容) まず、カーテンで仕切られた施術用ベッドへ案内されます。そこで私はパンツ一丁になってうつむけになりますが、女性の場合は短パンTシャツで良いそうです。(←うちの家内の話。)施術室は薄着になる我々の為に常に適温に保たれており、暑い寒いと感じた事は一度もありません。
ちなみにうつむけ用に胸の辺りと額に二つ(比較的)低反発枕が用意されており、息が苦しかったり、どこかに無理がいったりすることはないです。(そうならないようにベストポジションに合せますが。)
[1]電流測定による体の状態チェック (症状に応じてする人、しない人がいるようです。)
これがすごいもんだと不思議なんですが。各部位の電流値を測る専門の医療機器を使って、体(内臓)の状態(興奮しているか、逆に弱っているか)を診断します。
左手に棒状の電極を握り、いわゆる各ツボに対極の電流を当てて流れる電流を測ります。ツボは確か左手首に心臓か、肺の点、右足首に肝臓、腎臓の点があったりして、初心者にはとんと分かりません。
そして私の初期の場合、心肺機能が少々弱っていて、肝臓がとても昂ぶっていると指摘されました。私としては見事な見立てです。何故ならその3,4ヶ月前の定期健診の血液検査で、肝臓に軽異常ありと通達されていることと合致します。
どうも先生は神経というか、「気」も分かるようで、それは脈をとったりしながら判断しているようです(脈は左右で異なる(強さが違う?)し、強く押さえたり、弱く押さえたりして「異なる」脈をとっているようです)。
そして、この結果と首、背中などの筋(筋肉)を手でほぐしながら同時にその固さを確認して、その人ごとに、かつその日の施術方法を決めます。
[2]背面からの「もぐさ」塗布 (症状に応じてする人、しない人がいます。)
いよいよ施術になって、まず専用の温灸器具を用いて背中、肩、腕、足に温められた「もぐさ」のを塗布します。(←要するにヨモギのことのようなんですが。)
「もぐさ」はお灸に使われる植物です。お灸は温めることでツボを刺激しますが、「もぐさ」成分自体にもツボ刺激(つまり自律神経刺激)に効果があると言われています。ここでの主な目的は血行を良くすることのようです。香りにもリラックス効果があると言われており、私もそれは好きです。
[3]背面への鍼灸(+温灸、赤外線灸、特定部位の鍼への弱電気刺激) (鍼は、それを使わない代替法を求める意外の全ての人がします。私はそういう人に会った事ないですが。大抵そういう人は来ないでしょうし。灸や赤外線熱、電気刺激は症状に応じて施術する場合があります。)
まずうつむけ状態で鍼が打たれていきます。打たれる鍼の深さは1,2ミリだそうで、恐がってその部位の筋肉を緊張させたりしない限り、軽くチクッとするだけで強い痛みを感じる事はあまりありません。十秒〜二十秒ほどでそれも分からなくなり、鍼があることも忘れてしまいます。ただ私は未だに打つ時と抜く時の「チクッ」は慣れませんが。
ちなみに痛ければ先生に言えばやり直してくれます。細い鍼もあるようで、当初私は「感受性が強いみたいだから」とそれを打たれてました。今は分かりません。いずれにしろその状態で10〜15分はゆっくり横になりますが、その時は鍼の痛みは殆ど感じなくなります。
鍼は、その日の状態に応じてツボの位置は変わりますが、基本的に頭の上から足の方まで打たれます。私がよく打たれるのが頭の上と、背中の「腎兪」、「肝兪」です。目を酷使すると胆嚢にも影響があるそうで、気をつけるよう進言されたり、それに良い食べ物などを教えてくれたりします。
また肝臓や胆嚢、腎臓といった臓器に対しては足が冷えると良くないそうで、私はよく足を温める医療ヒーターを足にはめます。
また肝臓や腎臓により刺激を与えて活力を与えるため、「肝兪」、「腎兪」に弱電気刺激を与える時もあります。
そして大抵の場合その状態のまま、冷えた部位を温める医療用の赤外線ヒーターをあてられながら、10〜15分ほど横になります
[4]背面からの吸角の処置 !New! と言うより書き忘れ。。。
(症状に応じてする人、しない人がいます。)
よくエステでやる、プラスティック製の瓶で肌をキューっと引っ張るあれです。但し、専門家に言わせれば、ちゃんと理論に則ってやっていないと体に対して危険とか。
これは冷えなどの血行改善やうっ血改善を目的として実施されるようです。実施するのは1、2分ほどですが、悪い箇所は青あざのような痕が残ります。先生は「反応が出た」と言っています。それが治る過程で、血行などが改善されていくようです。
[5]前面からの「もぐさ」塗布 (症状に応じてする人、しない人がいます。)
背面からしたように、全身に塗布します。しないときもあります。体がリラックスできているか、あるいは冷えていないかでするかしないかを決めるようです。
[6]前面への鍼灸(+温灸、赤外線灸、特定部位の鍼への弱電気刺激) 背面と同様に、前面にあるツボにするだけで、特に変わりはありません。私はよく目を酷使しているとのことから、目の横に鍼を打たれます。
症状に応じて、温灸や弱電刺激が加わり、また赤外線ヒーターも加わります。
そして脳にアルファー波が出てくるよう、目をつぶった状態で目に光刺激を与えます。こうする事でリラックスしていながら完全に眠っているわけでない、交感神経優位でも副交感神経友でもない「ニュートラル状態」にさせるそうです。
背面同様、このまま10〜15分横になります。
※生活指導(食事、運動、睡眠など) 以上が終わると最後に血圧を測って終了です。いつも待合室でセルフサービスのお茶を頂いてます。(ジャスミンティーだと思うんだけど。)
ところで施術中、先生はその人の状態を見ながら、その人の生活への提言をしてくれます。「運動してますか。一日30分でいいから、ゆっくり歩いてね。」「甘いものは控えてね。酸っぱい物を少し摂って。」といった具合です。うちの家内曰く、言われていてもサボっていた事もずばりと当てられるそうです。
先生は「私は『補』の治療しかしないんだ」と言います。結局、根本的に体を治すも壊すも、最終的にはその人自身であるという考えがあるようです。その通りだし、「職人(社会人)」としても、「医師」としても見事な立場を貫かれていると思います。
こういう生活指導にもそれは表れていると思います。良い方に巡り合いました。
鍼は人為的に「自律神経」を正します。しかし本来それは生活習慣でもって「自然に」正されるべきものなのです。鍼に頼りっきりになるのでなく、それを活用しながら「あるべき」生活をおくれる様に努めましょう。普段は少々の事は生活習慣で十分吸収できていて、「いざとなったら鍼がある」くらいの感じになれたらちょうどいいと思います。
私は仕事もあるので、半年から一年は週一で通い続けるつもりです。心地よいためそれ以降も通っているかもしれませんが。。。
以上で鍼灸の体験談は終わりです。どこかで書いた繰り返しになりますが、
鍼にしろなんにしろ、先生選びはご慎重に。特に鍼灸は、体に弱いストレスを与えて自己治癒を促すので、腕の悪い施術者だと弱いストレスどころか体を壊しかねません、ご注意下さい。
駄目だと思ったら止めるか鍼灸師を変えてください。
↓もしお役に立ちましたら、クリック、よろしくお願いします
↓上をクリックされたらお手数ですが、こちらもクリックをぜひ